バイアグラというお薬は、いまでは多くの男性の秘薬となっています。
私は以前、大学病院で泌尿器科の専門医をしており、毎日多くの男性患者から切実な悩みを打ち明けられていました。
私が勤務医をしていたのは1986年から1997年までの間で、その当時はまだEDという言葉もバイアグラというお薬もありませんでした。
当時は年齢を重ねると自然と男性機能は低下をしていくものだと、医学会でも考えられていたわけです。
なかにはスッポンやニンニク・マムシを食べることで男性機能を改善できる、滋養強壮に良いと言われていましたが、どれも迷信というものばかりです。
とくにスッポンには何ら効果もなく、ニンニクに至っては食べすぎてアレルギー反応がでたり、血圧が急上昇をして心筋梗塞になるという大きなリスクもありました。
泌尿器科で対処ができたことは、前立腺の肥大を抑制するという行為のみで、根本的な解決ではなかったわけです。
ところが1999年、アメリカの大学で驚くべき研究結果がでました。
それはEDは脳神経の疾病が原因で起きるものだということでした。
長年EDを研究してきた大学の信頼できる結果であり、このニュースは日本でも大々的に取り上げられるに至っています。